サイトリニューアル後最初の投稿がロボアド終了報告というのはなんとも寂しいが、
この度ロボアド口座を閉めなければならない事情ができてしまった。
そう、帰国である。
近いうちに帰国内命が出そうな雰囲気が満々なのだ。
残念ではあるが、もともと米国は短期の予定であったし、駐在員の宿命なので致し方ない。
早速ロボアド口座に帰国後も口座維持が可能か問い合わせたところ、
「我々は米国の全ての州で営業許可を取っている。
それをさらに世界に広げようと鋭意努力しているところであるが、残念ながらまだ至っていない。
したがって、海外に住居が変わる人が取りうる選択肢は下記の2つとなる。
- 現在保有している全ての金融商品を換金して引き出す
- 現在保有している全ての金融商品を他の証券口座に移管する
1のやり方は・・・、」
との回答がきた。
それならしょうがない。ということで6月末でキリが良かったこともあり、
1の方法で全て換金することにした。
以上がロボアドを終了する経緯である。
なお、BettermentとWealthfrontは営業許可がないため口座を閉鎖する予定だが、
Schwab Intelligent Portfolioは運営会社のCharles Schwabが日本での営業許可を取っているとのことで、継続することにした。
(厳密に言えばロボアドについては営業許可を取っていないようなので、ロボアドの設定を変えたり新規資金を入れたりといったことはできないようだ。)
最後にロボアド3社の運用報告をしたいと思う。
1.Betterment
前年度(設立〜12月)⇨ +2.7%
第1四半期(1月〜3月)⇨ ▲0.4%
第2四半期(4月〜6月)⇨ +0.5%
設立以来(2017/11/20〜2018/7/4) ⇨ +3.1%
ということで、収益のほとんどは前年度で稼いだ分であり、今年度は完全にトントンという成績であった。
下記が設立以来のパフォーマンスグラフである。
2.Wealthfront
前年度(設立〜12月)⇨ +2.2%
第1四半期(1月〜3月)⇨ ▲0.7%
第2四半期(4月〜6月)⇨ ▲0.0%
設立以来(2017/11/24〜2018/7/9) ⇨ +1.47%
前年度で稼いだ分もBettermentより少なく、今年度の損失もBettermentより大きい。
総じて残念な結果であった。
パフォーマンスのグラフを貼ろうと思ったが、引き出した後はグラフが表示されず。その点も残念。
3.Schwab Intelligent Portfolio(SIP)
前年度(設立〜12月)⇨ +3.1%
第1四半期(1月〜3月)⇨ ▲0.5%
第2四半期(4月〜6月)⇨ ▲0.1%
第3四半期(7/1〜7/15)⇨ +1.4%
設立以来(2017/11/24~2018/7/15) ⇨ +4.09%
手数料無料の割にはBettermentやWealthfrontより好成績。
7月に入ってからの伸びは配当でかなり稼いだせいだと思われる。
下記が設立以来のパフォーマンスグラフ。
以上、業界最大手2社の成績は意外とイマイチだったという結果に終わった。
特にBettermentは手数料を0.25%取るので、SIPとのパフォーマンスの差は更に大きくなる。
もちろん、今後もそうなるというわけではなく、あくまで上記運用期間の比較では、ということになるが。
同じような期間、リスク・プロファイルで運用を始めてもアセット・アローケーションや実際の投資先は異なるし、
リバランスのタイミングやアルゴリズムも異なる。
その結果としての運用成績がたったの半年でこうも差が出ることがわかったのはなかなか面白い。
以上でロボアドについての更新は本当に終わりになる。
ただ、SIPについては今後も運用を続ける予定なので、思い出した頃にまた運用報告をしたいと思う。
To be continued…
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