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  1. 海外生活

英語レベルを一段上に上げるたった一つの方法

今の時代、英語力が全く必要ないと言っている人は少数派だと思う。

(機械翻訳により不要になると考えている人がいるかもしれないが、個人的にはかなり懐疑的である)

ほとんどの知識人、ビジネスマン、果てはプロスポーツマンに至っても、

世界でやっていこうと考えている人は英語力あるいはそれに準ずる語学力の必要性を感じているだろう。

 

イギリスおよびアメリカでのトータル海外駐在生活が4年目に突入した私も当然その一人で、

中々上達しない英語力に日々落胆したり開き直ったりしながら悪戦苦闘している。

自分の才能の無さを棚に上げて、

「男は女に比べて言語能力が低いから」とか

「そもそもおしゃべりでないとキツイ」とか

「自分のような理系オタクには向いてない」とか

色んな自己弁護を考えては否定する日々を送っている。

 

それでもまあ3年もいれば仕事や日常生活は普通にやっていけるようになったし、

役所や郵便局での若干こみいった依頼や交渉事もできるようになった。

 

そんな私が日々続けている英語の勉強は何か。

英語の勉強というとリスニングやスピーキングを思い浮かべる人が多いと思うが、

それはまったくもって正しい。

ただ、ある程度いくとどうしても頭打ちになる。

簡単な単語でも十分意味は通じてしまうので、単語や語彙のレベルが上がらないのだ。

ネイティブも相手が(発音やちょっとした文法ミス、あまり使わない表現などで)英語がそれほど流暢でないとわかると即座に単語レベルを下げてしまう。

相手に気を使って高校生やカフェのお姉ちゃんに話すようなレベルの単語しか使わないようにするのだ。

そうなると、意味はわかるが会話のレベルが上がらない。深い文化やビジネスの話ができない。

何より、話相手が言葉に気を使って話すことに疲れて飽きてしまう。

それは表情に現れてすぐわかるので正直つらい。

 

それを避けるために何が必要か。

答えは一つで、ひたすら本や文章を読むことである。原点回帰のリーディングだ。

自分の日本での学生時代を振り返ってほしい。

その状況、考えをダイレクトに伝える当意即妙な単語や語彙はいつだって本や教科書から学んできたはずだ。

友達でも学生時代から大人びたヤツ、という人は必ずものすごい量の本を読んでいたはずだ。

(家業を手伝ってるなど大人との繋がりが深い人というケースもたまにあるが。。。)

同じことが当然英語でも言えるし、おそらく他の言語も同じだろう。

とにかく読む。

それが自分の好きなことなら多少つらくても楽しく読んでいけると思う。

 

そこでお薦めなのはやはり英字新聞だろう。

筆者は金融系なので、断然 Wall Street Journal (WSJ)をおすすめしたい。

マーケット情報も豊富だし、単語レベルもそれほど高くない。

イギリス時代はFinancial Timesを購読していたが、正直単語レベルが高すぎてかなり辛かった。

内容もマーケットより政治重視で、情報も新しさより正確さ、考察の深さで勝負している気がする。

とにかく一言で言うと「固い」。古臭い感じも否めない。

経済誌のEconomistも同じで、ちょっとおすすめできない。

 

とはいえ、そのWSJも金融や経済にあまり興味がない人には辛いと思う。

幸運にもアメリカにはものすごい数の新聞があるので、必ず自分の興味のあるものが見つかると思う。

ゴシップ系、スポーツ系、アート系、なんでもいい。

特になければUSA Todayなんかはアメリカ中の人が読んでいるのでおすすめだ。

 

そして英字新聞は日本で購読するとかなり高く感じるかもしれないが、払ってほしい。

自分でお金を払って読むことが本当に大事だからだ。

これは英語以外でも言えることだが、無料のメルマガや人から貰った本は結局読まない事が多い。

毎日どんどん送られてくる英字新聞を「高かったし、読まないともったいない」と思って読んでいくことが大事だ。

もちろん英字新聞でなくても、自分で洋書を買って読んだり有料メルマガを購読したりなどでもいいだろう。

 

最初はわからない単語や表現だらけで、めちゃくちゃきついと思う。

私も少し読んでは単語を調べて、また少し読んでは調べて、で全然進まずかなり辛かった。

でもそれを3年も続ければ結構スラスラ読めるようになる。本当だ。

結局世の中でよく使われている単語ってそれほど多くないということ。

 

また、日常や仕事での同僚との何気ない会話で普通に高度な単語が自分の口から出てきたりして、

「お!こいつ結構わかってるじゃん」という評価を受ける。

そうなると明らかに日常会話のレベルが上がるのだ。これは結構嬉しい。

 

例えばマーケット用語で言うと go up/downではなく、surge,soar,buoyant,plunge,tumble,plummet

なんかを適切に使えるともう一端の金融マンとして扱ってもらえるだろう。

こういった単語は全て英字新聞から学んだ。

単純に意味を知らないとそもそもその株や商品が上がったか下がったかさえわからないから覚えて当然なのだが。。。笑

 

話を戻すと、昔は時間がかかりすぎて朝の通勤では1面すら最後まで読めず、帰りの電車でも読む羽目になっていた。

それが今や朝の通勤中に大体読んでしまい、特に面白い記事がなければ別の本を取り出して読むようにまでなってきた。

今帰りの電車ではビジネス書やトレーディング、マーケット関連の本を読んでいる。

 

最初は辛いと思うが、新聞/本を読むという一見地味な作業の学習効果は抜群なので是非試してみてほしい。

読書というのは「人の話を聴いて自分の考えを話す」ことを頭の中でする行為である。

よって、リスニング力やスピーキング力も同時に上昇するのだ。

にわかには信じがたい話かもしれないが、実際に私が身をもって体験した。

普遍の真実だと思って間違いないだろう。

ニューヨークのベルリッツの先生もみんなそう言っていたし・・・(ちょ笑

 

To be continued…

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